ヒト、動物含む生命体がこの世界に
生まれるカラクリを
考えたことがあるでしょうか。
詳細は各生命体で異なるとして、
万物にある共通点
それは「欲」だと言われています。
いったい
「欲」とはなんでしょうか。
人間(ヒト)、動物が、それを満たすために
何らかの行動・手段を取りたいと思わせ、
それが満たされたときには「快」を感じる
感覚のことである。
wikipedia
生命体の最初の【欲】の現象化が
「生まれる」ということ。
そこで、物質界での欲の象徴である
「地球」=ガイアという生命体をみてみましょう。
この地球を分解すると
「地」の「球」=「土」の塊です。
「土」は万物を生育し、
そして腐敗させ、土化する働きがあります。
つまり「土」というエネルギーは
生死を通して再生という循環を司ります。
また「欲」とは《谷間に欠ける》と書くように
穴に何かを埋めたい、何かが足りない状態です。
その「欲」には、
物質面と精神面があります。
マズローはそれを
欲求の5段階論として表しています。
「生理的欲求」・・食べたい、寝たい
「安全への欲求」・守られたい
「社会的欲求」・・所属したい
「自我欲求」・・・認められたい
「自己実現欲求」・達成したい
これらは次元は違えど、
本質的な方向性は同じです。
足りないので
いくら手に入れても「キリがなくなる」
拡大のエネルギーです。
なぜキリがなくなるのか。
ちょっと専門的に分析すると
欲の種類を
大気現象学(気学)的にみると
九気ある気学理論に
3つの「土気」が表現されています。
・二黒土気:生存欲(生存に必要な欲) 生成
・八白土気:強欲(自己愛からの欲張り) 維持
・五黄土気:暴欲(ムリして奪う欲) 破壊
「土」が有する力「生成と破壊」は、
表裏一体のエネルギーです。
この拮抗バランスをどう取るかが
地上に生きる生命体の吉凶分岐点にも対応します。
そのグレーゾーンが「強欲」。
生きるために必要な「生存欲」から
もっと欲しい欲張り癖が生じる「強欲」。
この癖がコントロールできなくなると
際限がなくなり
「暴欲」となり破滅に至ります。
これを俗に
「~中毒」「~ホリック」と呼びます。
「欲しい」を飛び越え、
「止められない」という中毒化に至ります。
これは中毒性のある
アルコールやたばこ、薬物だけのことではありません。
買い物中毒
ネット中毒
活字中毒
ワーカーホリック(仕事中毒)
過食症
いわゆる
居ても立ってもいられない「依存症」です。
これを放置すると
やがて
犯罪行為に発展する危険すら生じます。
この「強欲」が境界線ですから
なんとかコントロールする必要があります。
では、自らを破壊せしめる
欲の本質とは何でしょうか。
それは
「自己保身」です。
自己を守る防衛本能ですから
自分を保って生きていくためには必要です。
ただ、この防衛本能の働きを正しく理解しておかないと、
保身のつもりが「破壊」に転ずるという
パラドックスにもなりかねます。
●なぜ自己を守ろうとするのでしょうか?
それは得体のしれない
「恐怖」
あるものを
「奪われやしないか」という恐れです。
奪われると恐怖するのはなぜでしょうか?
「なにも無くなる」という錯覚から。
「自分には何も無い」
「自分の軸がない」
「自信がない」
「満たされない」
「なにかで満たそうとする」
「それを外に求める」
「それを得て安定したいという『欲』」
ここで、「欲」とつながります。
自分にはなにも無いという錯覚から
とにかく満たそう「得よう」という意識が働くようです。
こんな意識状態では
「出そう、与えよう」という
思考は生じません。
自分に出す(与える)ものなんて
いっさい「ない」と心底信じています。
それどころが、
「足りないからもっと『ください!』」
と叫んでいます。
一般的に
この性根は「ケチ」と呼称されます。
ケチとは、
「けちをつける(難癖をつける)」
「けちがつく(嫌がらせで縁起が悪くなる)」
の語源と同じく
不吉を意味する「怪事(けじ⇒怪しき事)」が
訛って「ケチ」になったようです。
江戸時代以降、
ケチは「粗末で貧弱なさま」「卑しい」など
「貧困」という意味を持つようになり、
現在
「あるのに出さない」=「ケチ」
という意味に転じたようです。
ケチ=不吉=貧困=不幸
という図式です。
要するに
自己に対する不足感
自己肯定感の欠如から生じる錯覚が
「欲」を生じさせるようです。
このように
精神的にいつも谷間に欠ける状態である限り
穴埋めというバランスをとるため
物質で満たそうとするようです。
これではいつまで経っても
「不幸」から抜け出せないようです。
では
どうすればいいでしょうか?
まず、欲が過ぎる(もしくは無さ過ぎる)と
天からお知らせが入るのでキャッチし調整すること。
そして最終的には
欠ける心の錯覚から目を覚ますこと。
つまり
自己受容
もう
これに尽きるのではないでしょうか。
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