「心地よい状態」が得られないのは単なる錯覚から? その1

こんにちは、長山恭子です。

人は誰でも快適な人生を
歩むことを望みます。

たとえ
一時的に快楽が得られても

長続きしないのは
何故でしょうか?

今回はそのカラクリを
解き明かしていきましょう。

●「わたしは快楽を求める」

という文章には、
『快楽』という単体文字しか
表現されていません。

現実に
【快】を感じるためには

『苦痛』という【不快】を経験した上でしか
体験できません。

厳密な世界を
表現するならば

目的である「快楽を求める」には

プロセスとして「苦痛を通して」しか
快楽という快感は得られません。

つまり

【快】【不快】は
波の高低、山の峰と谷の関係のように
不可分な存在です。

しかし

人間は苦痛のない快楽、死のない生、
悪のない善のように

肯定的と認識したものだけを
求める傾向にあります。

求めるという「こだわり」は
本能である意欲として
ナンの問題もないですが、

それに「囚われる」と
たちまち傾き、「偏り」

実態のない「幻」を
追いかけることになります。

その行為はいずれ、

売り手のない買い手、
谷のない峰

を探し求めるようなもので
最終的には疲れ果てます。

この幻想を抱いている限り、
終わりのない問題に
取り組んでいるばかりで

まったく意味をなさない
ループ地獄にはまり込みます。

それには
まずステップ1として

問題(幻想)を
問題視しないこと。

蜃気楼を追いかけている
という錯覚に

早く気付くことです。

カンタンに説明します。

「見るという行為」を経験するには、
見る人、見られるモノ、が存在して
はじめて「見ること」が成立するように

起こっている現象を「あるがまま」に
観察する視点が欠けているゆえの
錯覚、誤解に苦しんでいるだけです。

主観的表現では
「わたしは見る」という自分側の表現ですが

実際の世界では
三つの要素からモノゴトが
成り立っているというわけです。

この切り離せない3つの要素を
同時に観察しながら

快楽を得るプロセスが
理解できたら

今、起こってほしくない苦痛は

実は

得たい快感をより【強固】に感じたいが故の
自作自演だということに気づきます。

例を挙げると

機嫌悪そうにしている
上司の顔色を窺っている時

なにか
自分が機嫌を損ねることでも
しでかしたかな、と不安に駆られます。

すると上司が
振り向きざまに
あなたに向って「ニコッ」としたとします。

・・・あ、よかった

と安堵と同時に
一瞬でも幸せな気分になりませんか?

上司が不機嫌でないとき
ニコッとしたくらいでは

こんな安堵や幸福感は
味わえませんね。

こうして
私たち人類という生き物は

不快(恐怖や痛みという不安感)を反動に
快感を経験してしまうと、

そのギャップからくる「快」が
あたかも大きな「快」に感じられてしまうので

無意識にそれを何度も何度も
求めるよう脳に命令するのです。

この快楽を得るための衝動にも拘わらず
意識が向けられるのは、反動に使った
【不快】の部分にしか焦点が当たらず

思う通りに行かない人生を嘆くという

勝手な
悲劇のヒーロー・ヒロインを
演じるというわけです。

この錯覚・・・

なんとも
ややこしいですね。

次のステップ2として

錯覚を見破ったら

なにも
こんな複雑なプロセスを経てまで
快感を得ようとしなくても

ストレートに
喜び、楽しみを得てもいいのです。

これには
歪んだ感情が絡んでいるのですが
この紐解きはまたの機会に!

毎日、私たちは
錯覚、誤解、幻想という
まやかしの世界で生きています。

こんな霧の中を歩く人生から
スッキリ晴れやかな足取りで歩きたいものですね。

 

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