-然学-

「わたしを見てー!!」《BE》 《DO》 《HAVE》

人とは、

人間である存在【Human being】であって、
人間である理性【Human mind】ではありません。

つまり、

人間として『在る』ためには、
『Being』でいなければならない、ということ。

しかし、

現代社会は『Be』という存在より、
『Do』という、その人物が
「何をしているのか(Doing)」が
重要視されます。

そして

その結果、得られる(Have)
その人の「成績」「肩書き」「財産」など、

このDoとHaveが、
まるでその人物の価値そのもの
であるかのように扱われています。

裏返すと、

多くの人が自己価値(存在意義)である
『Be』を見失っているか、

もしくは自信をなくし、
その不安の表れとして、

何を持っているかという
『Have』にしがみついているようです。

そして、

物心ついたころから私たちは、
Doによってランク付けされ、

それが
その人そのものであるかのように
条件付けられています。

となると、

自己の価値基準がわからなくなり、
価値の錯覚である

レッテル(DoとHave)を
集めることに必死になります。

そして

レッテルを得ることが“目的”になってしまい、
比較と競争の渦の中から抜け出せなくなります。

そうなると

どこまで頑張って欲しいものを得ても
安心できません。

上を見ては卑屈になり、
下を見ては傲慢になる

まったくもって
殺伐とした人生です。

こんな
レッテル・ランク付けを目指す生き方では、
やる気、気力は長続きしません。

そのストレスたるや・・・

決して

そのレッテルを得るための『Do』を
否定しているわけではありません。

このDoが『手段』であるうちはいいのですが
その手段が気づくと『目的』になってしまい、

Doが前面に出てきて本来の
『Be』という価値が見えなくなります。

それは
動機付けが不純であり不安定だからです。

条件付けのレッテルである

「~があれば」
「もっと~だったら」

に左右されず、

「何のために」
「自分は~だから」という

自身の存在価値で行動を起こすと、
人は自然に『Be』が満たされます。

何が目的で何が手段なのかを
確認しながら進むこと。

なぜなら、

人は目の前の目標を目指しているとき、
その目標が『手段』であることを忘れ、

目標を達成すること自体が
人生の『目的』であるかのように
錯覚してしまうからです。

例えば

ハウスメーカーの営業マンが
「家を売って、人々を幸福にする」が
目的であるのに、

「家を今月、何件売る」という
目標(手段)が目的化してしまうと、

幸福になっていただく
相手(顧客)が見えなくなります。

これがいわゆる
「手段と目的の履き違え」です。

人はどんなに多くのものを手に入れても、
『Be』である「何のために」が
満たされないかぎり、
本当の自己充足感は得られません。

もちろん、
『Do』や『Have』によって
満たされる欲求もありますが、

その根底にあるものが、
見えにくい『Be』だということです。

翻って人は、
行為(Do)を批判されるときには
感じないものが、

存在(Be)を批判されると、
全人格否定されているように
感じてしまいます。

例えば、

「テストの点が悪かったのは、
あなたが勉強しなかったからだ」

という
行為への注意と、

「テストの点が悪かったのは、
あなたがダメだからだ」

という存在そのものへの否定は、
まったく別の結果を生むことになります。

だから
行為と存在は、完全に切り離して考えること。

『Be』-存在-を常に意識しながら
『Do』-行動-へとパラダイムシフトすれば、

気がつくと
ほしい物・状態『Have』が
そこにある、となります。

どうやら人生とは

この『Be=存在』の確認作業を
やっているようなものかもしれません。

自己のBeが確認されると安心するように、
他人もBeを発見し確認作業をしています。

そう考えると、
真摯に相手の『Be』と対峙していくことが
いかに大切かということです。

そう、
誰もが皆

「わたしを見てー」
と心では叫んでいるのです。

自然体で《Be》を生きましょう!

 

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