前回の記事の続き
「あるがまま」を
生きてこなかった二代目社長。
そりゃあ、当社拒否になりますよ～
その他の現象として・・・
夜、早く寝ればいいのに
ギリギリまでテレビを見てしまう。
朝、ゆっくり寝てればいいのに
自衛官だった習慣で
「５時前」に目覚めてしまう。
部下との会話なのに
つい構えてしまう。
極めつけは
周囲に緊張する「怖い」ヒト達が
彼を取り巻き
毎日、蛇に睨まれた蛙のように
暮らしている。
これ「すべて」
自分に「監視カメラ」向けてるから
起こる現象なんですが
そんな「しくみ」を知らぬ社長は
ひたすら針の筵（むしろ）状態で
「外」と闘っていたのです。
結果・・・
業務中「３メートル」の高台から
落ちて腰骨を折り
全治１ヵ月の重症入院。
「えぇーーー！
これ自分で創ってるんですか？」
はい、その通り。
強迫観念が限界にきて
歪んだカタチで「休憩」に入ったわけです。
最初はまったく
受け入れられない様子でしたが
原理を少しづつ取り入れ
望ましくない現象が起こるたび
「はい、１００％（自作自演）」と
魔法の言葉を
自身にぶつぶつ語りながら
ゆるみ、ゆるしていかれました。
こんにちは。
ニュートラル・ナビゲーター 長山 恭子です。
自分で自身を
「檻」に閉じ込めてるなんて
にわかには信じられませんね。
でも、それがホントなら
自分で「抜け出せる」ということです。
それを実行してみた社長が
みごとに呪縛から
解き放たれた「物語」のつづきです。
毎日ひたすら
やさしく語りかけてたら
まず
彼に厳しく当たる
顧問コンサルの方が
自ら契約を途中破棄して
来なくなったり
周囲の強い女性陣たちが
やさしくなったり
マジで！
自身に対する自分の態度が
周囲からの対応と「同じ」と
実感したようです。
それまで周囲360度、
「敵」に見張られてるという
錯覚から
緊張マックスだったのが
ゆるんだことで視界が開け
人生が一変されました。
その流れで
手狭だった
「社屋」の移転（広さ３倍）と
スペースが出来て可能となった
新しい機械の導入を次々
果たしていきました。
その後
会社見学に向かった
わたしが目にしたのは
社屋は確かに立派ですが・・・
事務所に設置された
「神棚」のなんと
チンケな有り様（さま）～！！
まさに、目が点
これじゃあ、毎日
緊張マックスだったのも
うなずけます。
一念発起し
大枚はたいて造り直された
神棚と、
もろもろのご先祖事を整え
ミゴト
会社は甦りました！
あれから２年。
製造業には厳しい
コロナ禍だったにもかかわらず
売り上げは安定し
「1.5倍」を出し続けています。
二代目社長があの緊張のままの
精神状態だったら
いったい今ごろ会社は
どうなっていたかしらと
「安堵」に
胸をなでおろす「今日このごろ」です。
とかく
自己に
厳しくするのが経営者
でなきゃ、
社員に示しが付かない！
なんて思っていませんか？
これ
ちょっとだけ違うんです。
あくまでも
厳しくするのは「Do」の部分。
業績を上げるために
切磋琢磨するのは大いに結構です。
しかして
「Have」結果しだいで
「Be」存在そのものに
厳しく酷評したり、
おだてて有頂天になったり
これが、
おかしな経営に傾く因なのです。
ナニが
「あって」も「なく」ても
ナニを
「やらかして」も「やらん」でも
存在価値は変わりませんからね。
一番は
自分にやさしく「仲よく」なることです。
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